FP選びで失敗しないために!注意すべき点
ファイナンシャルプランナー(FP)は、お金に関する不安や疑問を解消し、人生設計をサポートしてくれる専門家です。しかし、FP選びを間違えると、期待していたサポートを受けられなかったり、不適切なアドバイスを受けて損失を被ったりする可能性もあります。この記事では、FP選びで失敗しないための注意点を解説します。
無料相談の落とし穴
FPの中には「初回無料相談」を提供している人も多くいます。一見、手軽で便利なサービスに思えますが、無料相談には注意すべきポイントが存在します。
1. 無料相談の目的
無料相談は、FPのサービスや専門知識を体験してもらい、有料契約につなげることを目的としている場合が一般的です。そのため、無料相談だけで十分なサポートを受けられるとは限りません。
- 無料相談の時間が限られている場合が多い(30~60分程度)。
- 相談内容が一般的で、具体的なアドバイスに欠けることがある。
2. 強引な勧誘に注意
無料相談後に、FPが取り扱う金融商品や保険の購入を強引に勧められるケースもあります。
- 保険の勧誘: 無料相談を入り口にして、自社の保険商品を契約させようとするFPもいます。
- 投資商品の勧誘: 高額な金融商品の購入を推奨されることも。
強引な勧誘を感じた場合は、そのFPに継続相談を依頼することを控えましょう。
悪質なFPに合わないために
FP選びで失敗しないためには、事前にそのFPについて情報を集めることが重要です。
1. 資格を確認する
FPには複数の資格がありますが、資格を保有していることは最低限の条件です。以下の資格を持っているか確認しましょう。
- CFP®(Certified Financial Planner): 国際的に認められた資格で、FPとしての高度な知識と実務能力を示します。
- AFP(日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー): CFP®の一段階下の資格で、基礎的なFP知識を持つ証明。
- FP技能士(国家資格): 1級から3級まであり、実務経験に応じた知識を証明。
2. 経歴を調べる
資格だけでなく、FPの経歴や実績も確認しましょう。
- これまでの相談件数や実績。
- 得意分野(資産運用、相続、保険など)。
- 所属する会社や独立系FPかどうか。
3. 口コミを参考にする
インターネットやSNSで口コミや評判を調べることで、そのFPがどのような対応をしているかを把握できます。ただし、すべての口コミを鵜呑みにせず、複数の情報源を比較することが重要です。
契約内容をよく確認する
FPとの相談を継続的に行う場合は、契約を結ぶことが一般的です。契約内容をよく確認し、不明点があれば事前に質問しておきましょう。
1. 相談料金
FPによって相談料金はさまざまです。
- 時給制: 1時間あたり5,000円~20,000円が相場。
- パッケージ制: 数回の相談をセットにした料金設定。
- 成果報酬型: 節約額や運用益に応じた料金設定。
料金が安すぎる場合は、質の低いサービスが提供されるリスクもあるため注意が必要です。
2. 契約期間
契約期間が設定されている場合、その期間中にどのようなサポートを受けられるか確認しましょう。
- 定期的な面談や相談の回数。
- メールや電話でのサポート可否。
3. 解約条件
契約を解約する際の条件も確認が必要です。
- 解約手数料の有無。
- 解約可能なタイミング。
解約条件が厳しい場合、そのFPと契約する前に慎重に検討するべきです。
まとめ:慎重にFPを選ぶ
FP選びは、人生の重要な財務的意思決定に大きな影響を与える重要なステップです。以下のポイントを押さえて、慎重に選びましょう。
- 無料相談を過信しない: 無料相談を利用する際は、過剰な期待を持たず、強引な勧誘には注意する。
- 資格や経歴を確認する: 資格を保有しているか、どの分野が得意かを事前に確認する。
- 契約内容を細かく確認する: 料金体系や契約期間、解約条件などをしっかり把握しておく。
- 口コミや評判を参考にする: 他の利用者の評価を確認し、信頼性を見極める。
FPを選ぶ際には、焦らずじっくりと比較検討することが重要です。信頼できるFPを見つけることで、安心して人生設計や資産運用を進めることができるでしょう。